住まい×デザイン×機能性

インテリアコーディネーターの視点で住空間に関する様々な事を紹介するブログです。

キッチンの中のワークスペース

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私はフリーで仕事をしていますので自宅が主な仕事場です。

 

コンパクトな家ですので、ワークスペース専用の空間を作ることは無理でした。

 

そこで考えたのはキッチンの中にワークスペースを作ってしまおうと。

 

最初は、2階のまだ使用していない子供部屋を使おうか悩んだけど、どうせ自宅にいるんだったら、家事をしながら仕事が出来たら便利だということで、やはり1階に設けることにしました。

 

キッチンの一角でカウンターチェアに腰掛け、デスクワークをしたり、コーヒーを飲んだり。

 

 

キッチンはトーヨーキッチン、カップボードは予算を抑えるためにIKEAで造作しました。

 

IKEAでは全てのパーツを自分で組み合わせることが出来るので、オリジナルのカップボードを作ることが出来ます。

 

インテリア先進国のヨーロッパメーカーですから、デザインがシンプルでおしゃれに見えるパーツが揃っています。

 

ワークスペースも兼用したかったので、幅2メートル70センチ、奥行62センチのカウンターを作りました。

 

たしか長さはもっとあったので、現場カットしました。

 

カウンターの仕上げは、無垢材のオイルフィニッシュ。セルフペイントです。

 

カウンター下のユニットと吊戸棚はキッチンの面材と合わせてホワイトに統一しています。

 

カウンターの左側には電子レンジ、炊飯ジャー、フルーツかご、コーヒーセット。

 

右側にプリンター、ノートパソコン。

 

ノートパソコンの上には、LEDの照明器具を取り付けています。好きな照明器具なのでスイッチを入れるとテンションが上がるんです。

 

そのLED照明を取り付けている吊戸棚の上部には、シーズン雑貨、中段には文房具類、下段には子供関係の書類、DM類、レシピ本、仕事の書類を収納しています。

 

プリンター上の小さなオープンラックには、カメラ、ビデオカメラ、コード、充電器などをまとめています。

 

仕事をする上で必要な物を、最短距離に置いているので、めちゃくちゃ便利がいいです。

 

コーディネーターという職業柄、何をどこに収納するかまで細かく計画しながら間取りや設備を決めていったのですが、これから家を計画される方は間取りの計画の段階で、その場所で自分が何をしたいのか、そこで使う物達をどこに収納するのかを考える事をおすすめします。

 

そうすれば完成したあとで『あそこはこうすれば良かった』と後悔する事も少ないと思います。

 

空間が限られているからこそ、最小限のスペースでいかに効率よく計画できるかがポイントです。

 

一日の大半をキッチンで過ごしている今の生活は、家事も仕事もこなす究極のワークスタイルかもしれません。